先日聴いた講演が印象的だったのと、赤い表紙に引かれて手に取りました。
「日本再興戦略」(落合陽一さん)
落合陽一さん、見た目と違って骨太な内容でした。
大きく頷いた箇所
78ページ
いつの時代も、社会の中での重要性を決めるのは、市場での希少価値です。
数が少ない人たち、レアな人たちほど価値が高いのです。
たとえば、新しい仕組みを考えたり、イノベーションを起こしたりするクリエイティブクラスは明らかにレアなので価値が高い。
誰にもつくれないモノを作る人は価値が高い。
88ページ
今、まず必要なのは、社会に富を生み出したかどうか、ちゃんと考えることです。
社会にどう貢献しているのかを考えるということです。
124ページ
まずは、我々が変な外来語をやめて、東洋的なかっこよさを作っていくべきです。
「東洋はかっこいい」
-そう僕たち自身が思えるように、そういうイメージをブランディングするようになれば、日本企業は未来の競争にもきっと勝てるはずです。
198ページ
リーダー2.0時代のリーダーは、すべて自分でできなくてもまったく構いません。
何かひとつ、ものすごくとがっている能力があればよくて、足りない能力は参謀などほかの人に補ってもらえばいいのです。
リーダー2.0時代のリーダーのひとつ目の条件は「弱さ」です。
共感性の高さが求められるのです。
205ページ
これからの時代は、複数の職業を持った上で、どの職業をコストセンター(コストがかさむ部門)とするか、どの職業プロフィットセンター(利益を多く生む部門)とするかをマネジメントしないといけません。
218ページ
よく考えて、意味がわかる言葉でしゃべることは、英語を勉強することよりも重要になります。
話し言葉にしろ、書き言葉にしろ、機械翻訳がちゃんとできるよう、伝わりやすい表現を心がける必要があります。
224ページ
よく、何かストレスマネジメントでおすすめはありますか?と言われるのですが、個人として、ストレスマネジメントのために力を入れているのは、筋トレです。
(中略)
なぜなら筋トレを楽しくできるくらいメンタルがあれば、それは病的なメンタル状態ではないと推測できるからです。
レアな人、目指します。
「日本再興戦略」(落合陽一さん)
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