本書を読んで、
「自分以外でできる人がいたら、その人に任せる。
大谷更生は大谷更生しかできないことをやろう」
と改めて思いました。
『部下に9割任せる!』(吉田幸弘さん)
本書で最も印象に残ったのは、この部分でした。
◆リーダーと部下で責任を分担する
仕事における責任は、主に次の3つに分けられます。
①遂行責任
②報告責任
③結果責任
部下に何か仕事をしてもらった場合は、「①遂行責任」と「②報告責任」を部下の責任にします。
そうすることで、部下が途中で投げ出すことなく、やり切りますし、報告もきちんとしてきます。
また、仕事のクオリティも上がるでしょう。
ただし、「③結果責任」はリーダーの責任にします。
そうすることで、部下も安心して仕事を進めることができます。
どうしたら任せることができるか
◆部下の力を引き出すサーバントリーダーシップ
それに対して、「サーバントリーダーシップ(奉仕・支援型リーダーシップ)」を持って部下に接すれば、部下自身が考えて行動してくれるようになります。
なぜなら、サーバントリーダーシップとは、部下たち1人1人の自主性を重んじつつ、成長をうながすリーダーシップスタイルだからです。
◆安心できるリーダーがチームの業績を伸ばす
実は、部下がリーダーに求めているのは威厳ではなく、判断力です。
いざというときに判断力を発揮できるリーダーならば、バカにされたり、ナメられることはありません。
◆リーダーとマネージャーの役割の違い
リーダーとマネージャーは似ているようですが、役割はまったく違います。
リーダーの役割は、チームを適切な方向へ導くことです。
そのために必要な行動は次の2つです。
1つ目は方向性、つまりビジョンを作り、それをメンバーに提示することです。
2つ目はメンバーにビジョンに共感してもらい、それに向かってパフォーマンスを最大限発揮してもらうことです。
◆部下の信頼を失う言動に注意する
ですから、部下に言ったことはどんな些細なことであっても期日通りに実行するようにしましょう。
◆報連相を上げてもらうためのコツ
①「なぜ」を使わない
「なぜ」は自分に問いかけるときにだけ使う言葉
②解決策のヒント”だけ”を与える
③「デキる人」よりも「相談しやすい人」になる
◆”あいまいな言葉”は使わない
①形容詞・副詞は使わない
②解釈に幅のある言葉は使わない
③「だと思う」「~みたいな感じ」は使わない
④具体的にどう動いたらいいか不明な指示をしない
『部下に9割任せる!』(吉田幸弘さん)
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