なぜ日本を訪れる外国人観光客が急増しているか、本書を読んでよくわかりました。
世界が驚愕 外国人観光客を呼ぶ日本の勝ちパターン』(石井至さん)


事例も豊富で、読みやすかったです。
2020年に4,000万人、実現しそうな気がしてきました。

「どこの国・地域から誘客するか」を決めて、具体的な作戦を立てるということが、インバウンドにおける基本である。
例)岐阜県高山市

◆簡易宿所
簡易宿所の代表例は、ユースホステルや山小屋などである。
ホテルや旅館との違いは、他のお客さんと同じ部屋で寝ることが前提となっているか否かである。
(中略)
流行る「簡易宿所」のポイントは2つある。
1つは値段が安いこと。
東京でも1泊3000円台から泊まれるとニーズがある。
もう1つのポイントは「こだわり」あるいは「おしゃれな切り口」があることだ。
例)BOOK & BED TOKYO

◆インバウンド観光のソリューションを導く3つのレベル
まず1つ目のレベルは国の政策担当者レベルの視点である。
どこの国から観光客を呼ぶか、どこのエリアに外国人を呼ぶかという全体像を捉えることだ。
2つ目のレベルは、地域レベルの視点である。
都道府県や市町村の観光担当者や観光協会などが、「おらが町にどうやって外国人を呼ぶか」という視点である。
3つ目は、外国人観光客と直接向き合っている事業者レベルの視点だ。

◆国際観光の2つの原則
1つは、海外旅行は近所の国によく行くという原則だ。
もう1つは、景気がよい国から来るという原則だ。

◆国・地域別の外国人旅行者の消費金額(2017年)ベスト5
1.香港(25.090.98円/1泊)
2.シンガポール(21.335.19円/1泊)
3.中国(21.135.96円/1泊)
4.台湾(18.783.13円/1泊)
5.イギリス(17.655.08円/1泊)

◆国・地域別の外国人延べ宿泊者数(2017年)ベスト5
1.中国(17,323,020泊)
2.台湾(11,237,700泊)
3.韓国(10,928,960泊)
4.香港(6,187,280泊)
5.アメリカ(4,791,160泊)

◆聖地巡礼
そう考えると、「聖地」であっても、何でもかんでも「聖地巡礼」のプロモーションの対象となるわけではないことがわかる。
若年層だけでなく幅広いファン層がいること、交通の便が悪くわざわざ行かないといけない場所であること、観光客の動線上で飲食や宿泊、聖地にちなんだお土産物を提供できること。
この3つの条件を満たすところが、「経済効果を生む聖地巡礼」に適したところということになる。

耳慣れない言葉たち
◆JNTO
Japan National Tourism Organization(日本政府観光局)

◆ファム
Familiarization Trip(地元を知ってもらうための視察旅行)

◆ボルテスファイブ
フィリピンで超人気な日本発のテレビアニメ『超電磁マシーン・ボルテスⅤ(ファイブ)』

◆DMO
Destination Management Organization(旅行目的地経営管理組織)

世界が驚愕 外国人観光客を呼ぶ日本の勝ちパターン』(石井至さん)