大谷更生のコミュニケーション研修を受講してくださる中に、こんな悩みを抱えている方がいらっしゃいます。
「ほめ方がわからない」
「どうほめたらいいか、わからない」
「ほめた相手に怪しまれたら、どうしよう」
「ほめた相手になめられたら、どうしよう」
「ほめた相手がつけあがったら、どうしよう」
研修終了後にこんな相談を受けたとき、大谷更生は必ず質問します。
「なぜ、ほめるのですか?」
そう問いかけると、ほとんどの方が「うっ」と言葉を詰まらせます。
「なぜ、ほめるのですか?」
大谷更生は「ほめる」ことは目的ではなく、手段のひとつだと考えています。
「なぜ、ほめるのですか?」
大谷更生の答えはシンプルです。
「行動を継続させるため」
ここで、ほめたほうがよい場面を思い浮かべてみましょう。
ほめたほうがよい場面とは、相手が望ましい態度、行動、言葉遣いをした場面ではないでしょうか。
望ましい態度、行動、言葉遣いを続けてほしい、そのままでいてほしい。
相手の行動を続けてもらうために「ほめる」という手段を選んでいるだけです。
「ほめる」ことは、相手の行動を継続させる手段の一つにすぎません。
いくら、ほめるスキルやテクニックを覚えて身につけても、相手にほめる目的「このまま続けてほしい」が伝わらなければ、相手は好ましい行動、態度、言葉遣いをやめてしまうかもしれません。
「行動を継続させる」手段は無限にあります。
「ほめる」でなくてもいいはずです。
相手の行動を変化させるための最適な方法が「ほめる」ならば、「ほめる」を選択する。
大谷更生が「ほめる」のは、そんなときです。
もう一度、質問します。
「あなたは、なぜほめるのですか?」
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