言葉の定義を改めて確認したいと思って手に取りました。
「一人でも部下がいる人のための ほめ方の教科書」
(中村早岐子さん)
著者の中村さんは元CAの経歴を持つ、ほめる感動経営コンサルタント。
本書の監修はビジネスマナー教育の第一人者 西出ひろ子さんです。
印象に残った箇所
48ページ
ほめるとは相手を認めること。
その根底にあるのは、相手に対する敬意や感謝、応援しようという気持ちです。
ほめるときには、事実に即して、自分が本心から思っていることを伝えます。
88ページ
次の3つのほめ言葉を上手に使いこなすと、部下から慕われる上司になれます。
・ありがとう
感謝の気持ちを伝える「ありがとう」は、いつでもどこでも使える万能の言葉です。
できるだけ使う回数を増やしましょう。
・いいね
平均点か、ちょっと上ぐらいの出来栄えのときは、「いいね」で受け止め、部下を安心させます。
・すごい!
期待以上の成果を上げたときや、著しく成長したときは、「すごい!」とほめます。
126ページ
「注意」は部下が失敗しないように、予防線を張ってあげることです。
(中略)
一方、「叱る」の目的は、問題点を指摘して部下に気づきを与え、望ましい行動を促すことです。
(中略)
「怒る」は感情に任せて相手を攻撃することです。
136ページ
叱るときには、基本的には次のようなステップを踏みます。
ステップ①
事実を確認する
ステップ②
相手の事情や言い分を聞く
ステップ③
叱る理由を明確に伝える
ステップ④
改善策を考えさせる
ステップ⑤
笑顔で締める
ちなみに、大谷更生が研修やセミナーで講師を務めるときに伝えている「ほめる」と「叱る」の定義は↓です。
◆ほめる目的
相手の行動を継続させるため
◆叱る目的
相手の行動を変化させるため
「ほめる」と「叱る」は目的を実現するための手段の一つ。
苦手な方は無理に使う必要はありません。
「一人でも部下がいる人のための ほめ方の教科書」(中村早岐子さん)
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