2007年に初めて講師を務めて以来、今までに44都道府県777箇所(2023/12月時点)で講師として人前でお話しする機会をいただきました。
テーマはDX、RPA、アジャイル開発、情報整理などIT系のテーマから、問題解決、仕事のダンドリ、報連相、ロジカルシンキングといったビジネススキルまで。
変わったところでは補助金・助成金活用のコツや補助金申請のポイントを講師として解説した経験もあります。
今までに講師を務めたテーマは100パターン以上。
先日ある方から訊かれました。
「更生さんは、どうして次々とセミナーコンテンツを作ることができるんですか?」
改めて考えたところ、私が新しいセミナーコンテンツを作るときに以下3つの方法を使い分けて対応していることに気づきました。
①横展開
私が最初に講師を務めたテーマは個人名刺の作り方です。
このテーマで講師を務めた回数が10回を越えたころ、こんな打診を受けました。
「自己紹介の作り方できますか?」
「プロフィールの作り方できますか?」
名刺は、初対面の相手に自分がどんな人間かをわかりやすく伝える手段の一つです。
当時、私は個人名刺に必要な要素を
・親近感
・信頼感
・安心感
と定義して、この3要素をどのようにバランスよく織り込んでいくかをセミナーで伝えていました。
「目的が同じならば、手段は違っても押さえるポイントは同じだろう」
ということで、ポイントは変えずに表現を少し変えるだけで自己紹介とプロフィール、2つのセミナーで講師を務めることができました。
②組み合わせ
新しいプログラムの依頼を受けたとき、ほぼこのやり方で作ります。
例えば、OJT担当者を対象とする研修の依頼をいただいたときは
⇒仕事のダンドリ+報連相
新任管理職を対象とする研修の依頼をいただいたときは
⇒問題解決+リーダー+目標達成
最近ではPDCAセミナーの依頼に対して問題解決研修のネタをまるっと取り込んで仕上げました。
依頼されたテーマを対応するために、手持ちのネタの中でどれが合いそうかを考えてから取り組むとコンテンツが作りやすくなると思います。
③仕入れ
依頼を受けたテーマが上記2つで対応できない場合、この手を使います。
具体的には、依頼テーマを解説した書籍を読み漁ったり、テーマに合うセミナーを受講したりします。
書籍であれば本を3冊以上読むと勘所がつかめます。
セミナーであれば3回以上受けると勘所がつかめます。
最近だと、DXやRPAはこの方法で作りました。
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「③仕入れ」は自分に対する投資。
私も月何回か意識して時間を作って取り組んでいます。
本コラムは冊子「売れ続ける講師ノウハウ大公開」に掲載しています。
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